創堂スタッフブログ「ワンログ」

避難訓練を「毎年の行事」で終わらせない |学校・工場・施設で考える防災動画の活用法

2026.06.23

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避難訓練を「毎年の行事」で終わらせない |学校・工場・施設で考える防災動画の活用法

先日、ある小学校で火災が発生したというニュースを目にしました。学校施設の火災は、決して他人事ではありません。ニュースを見て、改めて「もし自分たちが利用している施設だったら」「もし自分の子どもたちが避難しなければならない状況だったら」と考えさせられました。

今回お伝えしたいのは、火災の原因や事故の詳細ではありません。私たちが考えたのは、「備えは本当に全員に共有されているのだろうか」ということです。

避難経路は、担当者だけが知っていても意味がない

その備え、担当者だけが知っていませんか?

学校や施設には、防災マニュアルや避難経路が整備されています。しかし、その内容を理解しているのが一部の担当者だけだったとしたらどうでしょうか。

実際に災害が発生した際に必要なのは、次のような状態です。

  • 子どもたち自身が理解していること
  • 新任スタッフや非常勤職員も把握していること
  • 保護者や関係者も概要を理解していること

防災計画は作成することが目的ではありません。誰もが理解し、行動できる状態になって初めて意味を持ちます。

実際、私たちが今年2月にマンション防災の動画を制作した際、消火器の設置場所、避難経路、避難梯子の使い方、ストレッチャーの格納場所などを、住民の約9割が把握していませんでした。高層マンション特有の防火扉の扱いも、ほとんど知られていませんでした。

避難訓練が「毎年の行事」になっていないだろうか

その避難訓練、“毎年の行事”になっていませんか?

多くの学校や施設では定期的に避難訓練が行われています。しかし、現場では次のようなケースも少なくありません。

  • 毎年同じ内容の繰り返し
  • 指示通りに移動して終わり
  • 訓練後に振り返る機会が少ない
  • 担当者だけが内容を把握している

もちろん訓練そのものは重要です。ただ、本当に大切なのは、「いつでも振り返ることができる状態をつくること」ではないでしょうか。

避難訓練は実施することが目的ではありません。実際の災害時に、一人ひとりが迷わず行動できる状態をつくることが目的です。

これは学校だけの話ではない

“担当者だけが知っている”は、業種を問わず起こる

「担当者だけが知っている」という構造は、業種を問わず存在します。

工場の場合

初期消火や避難誘導の手順を知っているのが、長年勤務している社員だけになっていないでしょうか。シフト制で働く現場ほど、全員への情報共有は難しくなります。

医療・福祉施設の場合

夜勤帯のスタッフや非常勤職員に、避難誘導の手順が十分に伝わっているでしょうか。人の入れ替わりがある現場では、どうしても属人化が起こりやすくなります。

オフィスの場合

入社して間もない社員が、避難経路や集合場所を正しく把握できているでしょうか。普段意識する機会が少ないからこそ、いざという時に混乱が生まれる可能性があります。

学校で見える課題は、形を変えてあらゆる組織に存在しています。「うちの現場も同じかもしれない」——そう感じる方も多いのではないでしょうか。

防災動画は、防災マニュアルを“共有できる形”に変える

動画が、防災マニュアルを“共有できる形”に変える

私たちは映像制作に携わる立場として、動画には大きな可能性があると考えています。文章だけでは伝わりにくい内容も、映像で見せることで直感的に理解できます。例えば、

  • どのルートで避難するのか
  • どのような順番で行動するのか
  • 誰が何を担当するのか
  • 非常時にどの設備を使うのか
  • 集合場所で何を確認するのか

といった内容は、映像の方が圧倒的に伝わりやすくなります。また動画は、

  • 新任職員の研修
  • 保護者や関係者への説明
  • 子どもたちへの事前学習
  • 定期的な見直し
  • BCP(事業継続計画)対策

など、さまざまな場面で活用できます。さらに、担当者が異動・退職したとしても知識が失われません。

動画は単なる記録ではなく、「組織の知識を残し、共有するための資産」にもなるのです。

備えは、共有されてはじめて意味を持つ

備えは、共有されてはじめて意味を持つ

災害や事故は、起きないことが一番です。しかし、起きない保証はありません。だからこそ重要なのは、「誰かが知っている」ではなく、「みんなが分かっている」状態をつくることです。

マニュアルを作る。訓練を実施する。そして、その内容を動画や冊子として残し、誰でも確認できるようにしておく。それこそが本当の意味での防災ではないかと、今回のニュースを見て改めて感じました。

備えは、マニュアルを作っただけでは機能しません。担当者が変わっても、新人が入っても、誰もが同じように理解し行動できる状態をつくることが重要です。動画は、そのための非常に有効な手段です。

私たちは、避難訓練や防災マニュアルを「見れば分かる」「いつでも共有できる」コンテンツとして残すお手伝いをしています。学校、保育施設、福祉施設、工場、オフィスなど、組織の規模を問わず対応可能です。

備えは作ることがゴールではありません。
備えは、共有されてはじめて意味を持つ。

今回のニュースをきっかけに、改めてそう感じました。

思創堂の防災動画・安全教育動画の制作メニュー

思創堂では、避難訓練や防災マニュアルを「見れば分かる」「いつでも共有できる」形にする、次のような防災動画・安全教育動画の制作に対応しています。

  • 避難経路・避難誘導の説明動画
  • 防災マニュアル動画・初動対応マニュアル動画
  • 新任職員・新入社員向けの防災教育動画
  • 工場・施設向けの安全教育動画・BCP対策動画

防災は「作ること」ではなく「伝わること」が重要です。御社・御施設の備えを、誰もが理解できる動画にしませんか。

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