創堂スタッフブログ「ワンログ」

【部分発注OK】動画のテロップ入れだけを依頼したい方へ

2022.07.08

  • 映像制作・動画編集

動画制作を制作会社に任せる場合、撮影から編集まで一貫して依頼しなければならないなんて思っている方はいませんか?

株式会社思創堂では、そんな方のお悩みを解消すべく「映像はあるので編集だけ依頼したい」「手持ちの動画にテロップだけ入れて欲しい」など、動画制作の部分発注も喜んでお受けしています。

そこで本記事では、部分発注をご検討中の担当者さまへ向けてテロップや字幕に関する基礎知識を解説します。
また記事後半では、テロップだけを入れる部分発注の費用例とサンプル動画も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

テロップとは

「テロップ」とは、アメリカでテレビ用に開発されたプロジェクター(送信装置)の名前「Television Opaque Projector(テレビジョン・オペーク・プロジェクター)」を略したものです。
そして、このプロジェクターを使ってテレビ画面に文字情報を映し出していたことから、テレビ画面に映し出される文字情報をテロップと呼ぶようになりました。

現代においては、テレビだけなくYou tubeやTikTokのような動画コンテンツに使用される文字情報のこともテロップと呼びます。
また広義には、画像やイラストなど動画に映し出すもの全般をテロップと呼ぶこともあります。

テロップの役割

テロップの主な役割は、動画内容の補足です。映像だけでは伝えきれない情報を文字や画像、イラストなどを用いて補助します。
テロップがあるとないとでは視聴者の理解度が大きく変わるため、動画制作において非常に重要なツールとされています。
テロップの種類とそれぞれの役割については、後ほど詳しく説明します。

字幕との違い

テロップと似た言葉に「字幕」があります。
両者は画面上に映し出される文字情報という意味では同じですが、狭義ではまったく別のものです。
テロップが動画内容の補足的な役割をするのに対し、字幕は動画内容の詳細を文字に起こしたものです。

例えばアナウンサーが話している内容や、映画やドラマで出演者が話しているセリフ、タイトル・キャスト・挿入歌の紹介など、映像に映し出されている情報を詳細に文字化したものが字幕にあたります。

字幕があると耳の不自由な方でも動画の内容を把握出来るようになります。
また、街頭やイベント会場など騒音のある場所で流す動画では、
音が聞こえなくても情報が理解出来るように字幕入れをするのが一般的です。

テロップの種類&役割

動画をより魅力的なものにしてくれるテロップ。前項では、動画内容を補足する役割があるとお伝えしました。
しかし、そんなテロップにも実はさまざまな種類が存在するのをご存知でしょうか?

ここからは、テロップの種類とそれぞれの役割について詳しく解説していきます。
これから動画編集の依頼を検討している方は、本項を参考にしてテロップ入れのイメージを掴んでみてください。

-タイトルテロップ(番組・チャンネルテロップ)

「タイトルテロップ」とは、番組につけられたタイトル(題名または名前)を表すテロップのことで「番組テロップ」や「チャンネルテロップ」と呼ばれることもあります。
また、タイトルテロップの一部に「コーナータイトル」というテロップがあり、
サブタイトルやコーナー名などを表す際に使用します。

テレビ番組を例にすると『サザエさん』の番組冒頭に表示される「サザエさん」というロゴがタイトルテロップで、「作品No.6950ぼくは三河屋さん」という作品タイトルがコーナータイトルです。

You tubeのような動画コンテンツの場合は、『HikakinTV』などチャンネル名がタイトルテロップの扱いになります。
なかには『Fischers』『はじめしゃちょー』など、ユーチューバーの名前やグループ名がそのままタイトルになっているものあります。

タイトルテロップの役割

タイトルテロップは、今から放送される番組が何なのかを視聴者に伝えるためのものです。
また、番組が始まる合図でもあります。
そのため、タイトルテロップには、ハッキリとした文字や派手な装飾が取り入れられる傾向にあります。(番組ロゴがそのまま使われるケースもあります)

コーナータイトルには、これから始まるコーナーが何なのかを伝える他に、長尺の動画を区切る役割があります。
映像にメリハリをつけることで、視聴者の離脱を防ぎます。

-サイドテロップ(サイドスーパー)

「サイドテロップ」とは、テレビ画面のサイド(四隅)に表示されるテロップのことで、サイドスーパーとも呼ばれます。
サイドテロップの表示場所や内容は、番組によって異なりますが、ニュース番組では見やすさを考慮し、画面の左上に番組名や時刻、右上にコーナータイトルまたは今放送されている内容について表示するのが一般的です。

一方バラエティ番組では、左上・右上・右下にコーナータイトルを表示するなど、さまざまなケースが見受けられます。

サイドテロップの役割

サイドテロップは、今放送されている内容を視聴者に伝える役割を担っています。
サイドテロップがあればザッピングしてたまたま見た番組でも一目で何の番組なのか分かるため、テレビ業界ではザッピング対策として用いられることもあります。
/br> 一方、You tubeなどの動画コンテンツではザッピングという行為がないため、テレビほどは活用されることはありません。
ただし、解説系動画や長尺の動画では、視聴者の理解を助ける目的でサイドテロップを入れる場合もあります。

-コメントテロップ(しゃべり・フォローテロップ)

「コメントテロップ」は、出演者のコメントやオノマトペ(擬音語や擬態語)を文字に起こしたテロップのことです。
別名「しゃべりテロップ」や「フォローテロップ」と呼ばれることもあります。

「字幕と何が違うの?」と思う方もいるかもしれませんが、全てのセリフを文字化する字幕と違って、コメントテロップでは聞き取りづらい箇所や、強調させたい部分をテロップでフォローするといった意味合いを持っています。
また「イライラ」「どぉーん」「バンッ」「ぴょんっ」などのオノマトペを文字化するのもコメントテロップの特徴です。

しかし、You tubeなどの動画コンテンツでは、会話を全て文字化する「フルテロップ」というコメントテロップが存在するなど、字幕との線引きが曖昧になっている部分もあります。

コメントテロップの役割

コメントテロップは、出演者のコメントが聞き取りづらい場合に補足する役割を担っています。
また、視聴環境が整っていない(音が出せないまたは騒音がある環境)方に動画の内容を理解してもらうためにも必要なテロップです。

しかし最近では、動画を盛り上げるために使われることが多く、主に出演者の面白い言葉を強調したい場面などで活用されています。
さらにオノマトペを文字化することで動画全体にメリハリがついたり、心地よいリズム感が生まれたりします。

-説明テロップ(解説テロップ)

「説明テロップ」とは、別名「解説テロップ」とも呼ばれ、動画内のコメントを要約し、簡潔に伝えるために使われます。
主にインタビューや、解説系の動画で使用され、長文を短くして伝えることで視聴者の理解を助けます。

例えば、親佐保 花子(仮名)さんへのインタビューで「私たちが事前に質問内容を書面で送っていたにもかかわらず、説明に応じられないというのは、まさに責任放棄と言わざるを得ない。
事実を明らかにするために、今後直接答弁を要求する可能性もある」という回答があった場合、説明テロップでは“親佐保 花子氏「説明応じられないのは責任放棄」”などと表示します。

例を見て分かる通り、説明テロップは最大2行に抑えるのが一般的です。
また、文章だけで分かりにくいときは、イラストなどを活用することもあります。

説明テロップの役割

説明テロップはインタビューや解説など、文字に起こすと長文になりやすいものを簡潔にまとめる役割を担っています。
そのため、説明テロップを見ればインタビューや解説動画を全て視聴しなくても、重要な部分や結論が知ることが出来ます。

また、文字だけでは説明が難しいものも、イラストを使用することによって分かりやすく解説することが可能です。

-つっこみテロップ

「つっこみテロップ」とは、出演者に対してつっこみや茶々入れをするためのテロップです。
動画には出演しない演出サイドや、ナレーターの心の声などを文字化します。

つっこみテロップの役割

つっこみテロップには、動画をより面白くする効果があります。
出演者のボケを演出サイドが拾うことで笑いを生み出したり、視聴者の心理に寄り添ったりすることが出来ます。

-煽りテロップ

「煽りテロップ」とは、番組冒頭やCM直前に入るテロップのことです。
「この後、驚きの内容が明らかに!」「二人は衝撃の結末を迎えることに…」「ついに大物芸能人O.Hが登場?!」「次週、大乱闘に発展! !」など、煽りの文言を表示することによって視聴者の関心を引きつけます。

ただし、あまり過剰な煽りテロップを入れると“釣り(嘘の情報で人を集めること)”と認定され、視聴者から反感を買うこともあるので注意が必要です。

煽りテロップの役割

煽りテロップの役割は、視聴者の関心を引きつけ番組(動画)の視聴を続けてもらうことです。
たまたまザッピングした際に表示された番組でも、煽りテロップが入っていると先が気になりそのまま視聴してくれることもあります。
過剰な煽りや嘘の情報はタブーですが、視聴者に気にしてもらうためには、演出の域を超えない程度に煽りテロップを活用するとよいでしょう。

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「テロップを動かしたい」「デザイン性の高いテロップを作って欲しい」など、お客さまのご要望に合わせてどんなテロップでも制作可能◎
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テロップデザインの費用例を紹介します◎

最後にテロップ入れの費用例を紹介しますので、部分発注をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
また、ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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