創堂スタッフブログ「ワンログ」

これを見れば全てが分かる!メンズスキンケアの基本を徹底解説

2023.04.28

  • その他

最近じわじわと浸透してきている“メンズ美容”。
ひと昔前までは「男が美容なんて気持ち悪い」という男性や
「男性がメイクするのはあり得ない」と思う女性も多かったことでしょう。

しかし、韓流アイドルブームなども手伝って男性のメイクや美容は、今や当たり前になりつつあります。

今回は、そんなメンズ美容の中でも要といえる存在のスキンケアについて、その基本を徹底解説!
初心者の方向けにメンズスキンケアについての情報を分かりやすくまとめました。

これから初めてスキンケアに挑戦する方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

そもそもなぜスキンケアが必要なのか

スキンケアには!
・肌の見た目を美しく保つ!
・皮膚病を予防するという大切な役割があります。

皮膚は上から
・表皮(ひょうひ)
・真皮(しんぴ)
・皮下組織(ひかそしき)
の順で3層構造になっており

最表層にある表皮はさらに
・角質層(かくしつそう)
・顆粒層(かりゅうそう)
・有棘層(ゆうきょくそう)
・基底層(きていそう)
の4層構造になっています。

普段私たちが肌と呼んでいるのは、表皮の一番上にある角質層と呼ばれる部分のことです。

皮膚の最表層にある表皮は、紫外線からの刺激や髭剃りによる角質層や皮脂膜*へのダメージ、細菌や刺激物の侵入から体を守っています。

しかし、表皮のバリア機能が低下すると、これらのダメージから肌を守れなくなり 、かぶれやかゆみなどの炎症(皮膚病)を引き起こしやすくなってしまうのです。

ですからスキンケアで表皮のバリア機能を正常に保つことが重要と考えられています。
また、表皮の健康を維持することでシワの少ないハリと潤いのある肌を手に入れることが出来るのです。

*角質層を外部の刺激から守り、肌表面の潤いを保つバリア機能。
皮脂や汗、垢などから出来ている。

男性にこそスキンケアが必要な理由とは

女性だけのものと思われがちなスキンケアですが、男性にこそ必要と言われているのをご存知でしょうか。
ここからは、その理由について詳しく解説していきます。

−水分量は女性の半分!常に潤い不足な男性の肌

男性の肌には、水分量が少ないという特徴があります。。
その量は何と女性の半分!ゆえに男性の肌は常に乾燥しやすい状態なのです。

肌が乾燥していると、かぶれ・ニキビ・かゆみなどの皮膚炎やシミ・シワ・たるみなどの肌老化を引き起こしやすくなります。
そのため、正しいスキンケアで肌の水分を補うことが重要です。

−女性の3倍もある皮脂量がテカリやベタつきの原因に

肌の水分量が少ない男性は、乾燥を防ごうと女性の3倍もの皮脂を分泌してしまいます。
そのため、女性よりも肌のテカリやベタつきが気になりやすいのです。

肌のテカリやベタつきは、主に皮脂の過剰分泌が原因であるため正しいスキンケアでしっかり保湿することが大切です。

そして、ここで重要なのは皮脂が分泌される理由を理解すること!
皮脂によって顔がベタついていると、ついつい皮脂をごっそり取り除きたくなりますが、それは絶対にNGです。

そもそも皮脂には水分の蒸発を抑え、外部刺激から肌を守る役割があります。
ですから過剰なスキンケアで必要な皮脂まで取り除いてしまうと、肌を守ろうと皮脂がより多く分泌されてしまうことになるのです。

スキンケア初心者の方が陥りがちな負のスパイラルとして
・洗浄力の高い洗顔料でゴシゴシ洗う ・1日に何度も洗顔する ・毛穴パックで角栓を取り除くなどの行動がよく挙げられます。

これらはかえって皮脂の分泌量を増やしてしまうので要注意。
日中どうしても皮脂が気になる場合は
・やさしく洗顔した後に保湿ケアを入念にする
・洗顔は1日2回までにする
・毛穴パックは週1回のスペシャルケアとして取り入れる
など、皮脂を取りすぎないように工夫してみましょう。

自分はどれ?知っておきたい4つの肌質

スキンケアを始める前に、まずは自分の肌質をチェック!
4つのタイプから自分に当てはまるものを探してみましょう。

−普通肌(ノーマルスキン)

普通肌とは水分量と皮脂量のバランスが良く、キメ細やかな肌のこと。
乾燥やテカリ、ベタつきなどの肌トラブルが起きにくい理想的な肌質です。
生まれつきの体質で肌が強い方もいますが、スキンケアや生活習慣によっては後述する肌質に変化する可能性もあるため、油断は禁物です。

普通肌の特徴
・洗顔後すぐに化粧水をつけなくてもつっぱりを感じない
・テカリやベタつきが少ない
・ニキビや吹き出物などが出来にくい
・肌のキメが細かく潤いやハリがある

−脂性肌(オイリースキン)

脂性肌とは皮脂の分泌量が多い肌のことです。
水分量は十分にあるため、肌のつっぱりやカサつきは感じませんがテカリやベタつき、毛穴の開き・黒ずみなどのトラブルが起きやすいでしょう。

皮脂分泌には男性ホルモンの働きが大きく関係しているため、男性に多い肌質と言えます。
油っこい食べ物や糖質などをたくさん摂ることで悪化するケースもあるので食生活が乱れがちな方は、生活習慣から見直す必要があります。

脂性肌の特徴
・洗顔後すぐに化粧水をつけなくてもつっぱりを感じない
・洗顔してもしばらくするとテカリやベタつきを感じる
・ニキビや吹き出物などが出来やすい
・毛穴が大きいまたは開いている
・鼻の毛穴に黒ずみがある

−乾燥肌(ドライスキン)

乾燥肌とは水分量と皮脂量が少なく、乾燥している肌のこと。
顔の皮がめくれたり、粉がふいたりするため化粧ノリが悪く見た目にも透明感がありません。

水分や皮脂が少ないと肌の潤いやバリア機能が低下するため、かぶれやかゆみなどの肌トラブルが起きやすい肌質です。

乾燥肌の特徴
・洗顔後につっぱりを感じる
・肌がカサカサまたはザラザラしている
・肌から粉がふいたり皮がめくれたりする
・頬や目元、口元のハリがない
・肌に透明感がなくシワが目立つ

−混合肌(インナードライ)

混合肌は脂性肌と乾燥肌がミックスされた肌のこと。
この肌質は水分量が少なく皮脂量が多い状態なので、顔の部分によって肌トラブルの症状が異なります。

例えば頬や目元、口元はカサカサしているのにTゾーン*だけテカリやベタつきが気になるという方は、混合肌である可能性が高いでしょう。
*おでこから鼻先にかけてのT字エリア

混合肌の特徴
・洗顔後につっぱりを感じる
・洗顔してもしばらくするとテカリやベタつきを感じる
・頬や目元、口元がカサカサしている
・Tゾーンにテカリやベタつきがある

−【番外編】敏感肌(センシティブスキン)

敏感肌は刺激への感受性が高く、不安定な状態の肌のこと。
アトピーやアレルギー体質など、遺伝的要因で生まれつき肌が弱い方の他に特定の季節になると肌がかぶれる、疲れたときにかゆみが起きる方なども敏感肌である可能性が高いでしょう。

敏感肌の方は、アルコールや防腐剤、香料、色素などのアレルゲン物質を使用していない低刺激のスキンケア用品や敏感肌専用のアイテムを使うのがおすすめです。
症状がひどい場合は、皮膚科で販売されているスキンケア用品を使うと安心ですよ。

かくいう筆者は混合肌+敏感肌。
海外製のメイク用品で肌がかぶれたり、日焼け止めを塗ることでかゆみや赤みが出たりします。

ですから普段は、赤ちゃん用の日焼け止めや天然由来成分で出来た化粧品を使うなど、アイテム選びに気をつけています。
季節によっては(主に花粉が飛ぶ時期)、市販されている敏感肌用のスキンケア用品でも肌に合わないことがあるので、そんなときには皮膚科で販売されている化粧水を使うことも…。

このように、自分の肌質や肌の状態に合わせてその都度使用するアイテムを見直すことが大切です。

敏感肌の特徴
・髪の毛やマスクなどの刺激で肌がヒリヒリする
・スキンケア用品や化粧品の刺激で肌が赤くなる
・かぶれやかゆみが起きやすい
・特定の季節に症状が悪化する

スキンケアに必要なアイテムとは?

ここからは、スキンケアに必要なアイテムとそれぞれの役割について解説します。

顔を洗うためのアイテム

−洗顔料(洗顔フォーム)
洗顔料とは顔に付着したホコリや雑菌、皮脂、古い角質、汗などの汚れを落とすために使うものです。
主にチューブなどに入って売られているクリームまたはペースト状の物のことを指します。(ジェル・固形・泡で出てくるタイプなどもある)

基本のスキンケアで使うアイテムの一つですので初心者の方は必ず用意しておきましょう。
洗顔料はドラッグストア・スーパー・コンビニ・百貨店・ネットなど、どこでも購入可能です。

男性用の洗顔料は脂性肌向けのものが多く、洗浄力が高いのが特徴です。
もし使ってみて顔のつっぱりや乾燥を感じた際には保湿成分入りのものや、洗浄力のマイルドなもの、もしくは女性向けに販売されているものを試してみてください。

−クレンジング
クレンジングとは主に油性の汚れを落とすために使うものです。
代表的なのがメイク落としですが、毛穴に詰まった角栓など黒ずみをケアするために使用することもあります。

尚、クレンジングには洗浄力や用途別に以下のような種類があります。

・クレンジングクリーム(洗浄力★★☆☆☆)
クレンジングの中で最も肌に負担が少ないタイプ。
洗浄力は弱めですが、乾燥や肌荒れが気になる方におすすめです。

・クレンジングミルク(洗浄力★★★☆☆)
クレンジングミルクはしっとりとした洗い上がりが特徴。
肌馴染みがよく使いやすいので、乾燥肌の方におすすめです。

・クレンジングジェル(洗浄力★★★☆☆)
さらっとしたテクスチャーで使い心地がよいジェルタイプ。
ホットクレンジングジェルを使えば毛穴汚れにも効果的。

・クレンジングバーム(洗浄力★★★★☆)
半固形タイプで油を固めたような見た目のクレンジングバーム。
油分を多く含んでいるため洗浄力が高く毛穴の黒ずみや、鼻の角栓が気になる方におすすめです。

・クレンジングオイル(洗浄力★★★★★) メイク落としで一般的なのがこのオイルタイプ。
洗浄力が強めなので、メイクをしっかり落とせます。
毛穴の黒ずみ除去にも使えますがやりすぎは禁物です。

・クレンジングリキッド(洗浄力★★★★★) 水をベースに作られたオイルフリーのクレンジング。
オイル同様洗浄力が強めなので、脂性肌の方にもおすすめです。
乾燥肌や敏感肌の方は、低刺激タイプのクレンジングリキッドを選びましょう。

保湿するためのアイテム

−化粧水
化粧水は肌に水分と潤いを与えるためのもので洗顔後、最初に使うアイテムです。
手で肌に直接馴染ませたり、コットンに染み込ませてつけたりします。

乾燥肌はとろみのある保湿力の高いもの、脂性肌はさらっとしたさっぱりタイプのものなど肌質に合わせてさまざまな種類の化粧水が販売されています。

また、化粧水の浸透をよくするための“導入化粧水”というものも存在します。
筆者は普段「無印良品」の導入化粧水を使っているのですがつけるのとつけないのとでは、かなりの差を感じています(※個人の感想です)。

化粧水も基本のスキンケアで使うアイテムですので、必ず用意しておいてください。

−美容液
美容液は目的別のケアなどで使われる保湿アイテムです。
目元・口元・毛穴・ハリ・美白など、気になる症状を重点的にケアしてくれます。

ですが、美容液は正直あってもなくてもどちらでもOK。
毎日使う、まったく使わない、特別なときだけ使うなど人それぞれです。ちなみに筆者は、夜のスキンケアにだけ使っています。

尚、美容液にも“導入美容液(ブースター)”なるものが存在します。
基礎化粧品の浸透をよくしたい方は、ぜひ試してみてください。

−乳液(クリーム)
乳液は保湿の仕上げに使うもので、油分で蓋をして肌の水分が外に逃げないようにします。

化粧水で補った水分を蒸発させないためにも、乳液は必ず使うようにしてください。
こちらもスキンケアの必須アイテムです。

−オールインワン(クリームまたはジェル)
オールインワンはこれまでに紹介した、基礎化粧品すべての機能を持ったクリームのことです。
洗顔後にオールインワンクリームを塗るだけでスキンケアが完了するので、時短&節約になります。

そんな便利なものがあるなら最初からオールインワンクリームだけでいいじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、そこはリンスインシャンプーが販売されているのにシャンプーやリンス、トリートメントが売られているのと同じこと。単純に好みの問題です。

筆者はオールインワンクリームを使うときでも導入化粧水や化粧水を使わないと、やはり肌が落ち着きませんでした。

さっそくやってみよう!スキンケアの正しい手順

すっかり前置きが長くなってしまいましたが さっそくスキンケアの手順を見ていきましょう!

1.洗顔で顔の汚れを落とす
①まずは、ぬるま湯で顔を軽く流します。
Point:32〜34度くらいのぬるま湯を使おう

②洗顔料を適量手に取り、水を少し加えて手の平で泡立てます。
Point:泡立てネットやバブルフォーマーを使うと便利◎

③泡で顔を包み込むようにしてやさしく洗いましょう。
Point:気になるところはやさしくクルクルと円を描くように洗おう!

④最後にぬるま湯でしっかりとすすぎます。
Point:目安は15回程度!すすぎ残しがないようにしっかりと洗顔は泡でやさしく洗うのが大切です。
間違ってもゴシゴシ擦らないように注意してくださいね。

2.化粧水をつける
①化粧水を適量手の平に取ります。
Point:メーカー推奨の量を使ってください

②そのまま顔全体に化粧水をつけて、馴染ませるように手でやさしく押し込みます。
Point:水気がなくなるまでやさしく何度もハンドプレス!

化粧水をパンパン叩き込むのは刺激になるのでNG。
やさしく押し込むように時間をかけて丁寧に行ってください。

ちなみに筆者は化粧水を2回つける2度づけがお気に入りです。(肌に水分が行き渡り、よりふっくらします)
また、美容液をつけたい場合は化粧水の後に塗ってください。

3.乳液をつける
①乳液を適量手の平に取ります。
Point:メーカー推奨の量を使ってください

②顔の中心から外側にかけてやさしく塗り広げます。
Point:乾燥している部分は重ねづけするのがおすすめです

③顔全体に馴染ませるようにハンドプレスします。
Point:手の平で温めるような感覚でやさしく押し込む

これで基本のスキンケアは完了です!

さっそくやってみよう!スキンケアの正しい手順

スキンケア用品を買うときは、乾燥肌はしっとりタイプ、脂性肌はさっぱりタイプなど自分の肌質に合ったものを選ぶのが大事です。

また、季節やそのときの体調によってもケアの方法やアイテムを変えてあげることも大切!

筆者の場合、朝は導入化粧水+化粧水+乳液、夜は導入化粧水+化粧水+美白美容液+乳液を使用していますが春になると敏感肌の症状がひどくなるため、敏感肌用の化粧水+さっぱりタイプの乳液だけで済ませています。

肌の状態は生活習慣や年齢など、そのときによって変化するため、臨機応変に対応してあげるといいでしょう。

男性におすすめのスキンケア用品をご紹介

最後に男性におすすめのスキンケア用品を紹介します。
何を買ったらいいか分からないという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ニキビ悩みにおすすめの泥洗顔『Clay Wash』
ニキビが出来やすい方におすすめなのが天然クレイ(泥)で汚れを吸着させて落とす 「b.glen(ビーグレン)」の『Clay Wash(クレイウォッシュ)』。

泥が汚れをやさしくキャッチしてくれます◎
整肌成分配合なので、敏感肌やトラブルを抱える肌でも安心です。
※こちらのアイテムは泡立てずに使用するタイプです

■公式サイト:https://www.bglen.net/

毛穴詰まりを解消するなら『とろけるクレンジングバーム』
毛穴詰まりや黒ずみが気になる方には「ink.(インク)」の『とろけるクレンジングバーム』がおすすめ。

香料・着色料・パラベン・合成色素・シリコーン・アルコール・旧指定成分がオールフリー◎
肌にやさしいのに頑固な毛穴汚れを浮かせて落とします。

■公式サイト:https://www.129.co.jp/

敏感肌には無印良品の『化粧水・敏感肌用』がおすすめ
敏感肌の方におすすめの化粧水は「無印良品」の『化粧水・敏感肌用』。
岩手県釜石の天然水を使用したやさしい付け心地の化粧水で、200ml入って税込690円とコスパ抜群◎

高保湿・しっとり・さっぱりの3タイプから選べるのも嬉しいポイントです。
どれが自分の肌に合っているか分からない方は、50mlの携帯用タイプ(税込250〜290円)を試してみるといいでしょう。
※敏感肌用の化粧水も販売されています

■公式サイト:https://www.muji.com/jp/ja/store

オールインワンなら「ユーグレナ」の『one』シリーズ
オールインワンクリームを使ってみたいという方は「ユーグレナ」の『one』シリーズが絶対おすすめ! 5億年前から存在したと言われるユーグレナ(ミドリムシ)の成分を使った唯一無二の美容クリームです。

パワーリフティング(ハリと弾力)・ST(潤い保湿)・ER(乾燥小ジワ)・センシティブスキン(敏感肌用)・ホワイトニング(美白)・ジェル(さっぱりタイプ)の6種類から肌質に合うものを探せます。
パラベン・鉱物油・合成香料・合成着色料・アルコール・石油系界面活性剤フリーなので肌にもやさしくて安心です。

■公式サイト:https://www.euglena.jp/

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