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応募が来ない運送会社 ― 採用を変える"求人動画"完全ガイド|運送会社が今こそ押さえるべき採用手法のすべて

2026.06.27

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応募が来ない運送会社 ― 採用を変える"求人動画"完全ガイド|運送会社が今こそ押さえるべき採用手法のすべて

1. なぜ今、採用手法の見直しが必要なのか

トラックドライバーの採用は、ここ数年で「募集を出せば応募が来る」時代から「あらゆる手を尽くしても人が集まらない」時代へと大きく変わりました。背景にあるのが、2024年4月から適用された働き方改革関連法、いわゆる「2024年問題」です。

時間外労働に年間960時間の上限が設けられたことで、これまで長時間労働で成り立っていた輸送が組みにくくなり、一人あたりの稼働で運べる量が減りました。同じ荷物を運ぶのに、より多くのドライバーが必要になったということです。国土交通省の検討会は、対策を打たなければ営業用トラックの輸送能力が2030年に約34%不足すると試算しており、ドライバー不足は2030年に約25万人規模とも言われています。

さらにドライバーの高齢化が進み、ベテランの大量退職と若手の採用難が同時に起きています。ドライバーの有効求人倍率は全産業平均の2倍以上で推移しており、採用難易度は年々上がっています。つまり、採用は「うまくいけば得をする」施策ではなく、「できなければ事業が縮小する」経営課題になっているのです。

2. 求人を始める前に押さえたい3つの前提

採用コストの相場を知る

トラックドライバーを1名採用するための平均コストは、一般的に30万〜50万円程度とされています。「高い」と感じるかもしれませんが、1台を遊ばせる損失や、無理な配車による事故リスクと比べてどうか、という視点で判断することが大切です。

『集める』と『辞めさせない』は両輪

どれだけ応募を集めても、入社後すぐ辞めてしまえば採用コストは無駄になります。特に入社後の研修期間中の離職が多いため、求人手法の議論と同時に、新人教育や受け入れ体制の整備をセットで考える必要があります。

自社の『勝てる土俵』を見極める

全国の経験者を狙うのか、地場の未経験者を育てるのか、夜間長距離か地場ルート配送か。狙う人材像によって効果的な手法はまったく異なります。まずは自社が誰に選ばれたいのかを言語化することが、媒体選びの出発点です。

3. 求人手法カテゴリ別の特徴と使いどころ

(1) ハローワーク

最大の魅力は無料で掲載できること。地域密着で中高年層の求職者が多く、地場の運送会社とは相性が良い手法です。一方で、掲載項目が定型化されているため仕事の魅力が伝わりにくく、入社後のギャップから定着率が低くなりやすい弱点があります。求人票の備考欄を最大限活用し、一日の流れや車両、給与モデルを具体的に書き込むことで効果が大きく変わります。

(2) 求人検索エンジン(Indeed・求人ボックス・スタンバイ)

Indeedに代表される求人検索エンジンは、無料掲載から始められ、有料運用で露出を強化できる柔軟さが魅力です。多くの求職者がここで検索するため、応募の母集団を作る基盤になります。ただし掲載しただけでは埋もれてしまい、求人原稿の質と、クリック単価・応募率を見ながらの改善運用が成果を大きく左右します。自社で運用が難しい場合は、Indeed認定パートナー(代理店)に運用代行を任せる選択肢もあります。

(3) ドライバー専門求人サイト

ドラEVER、トラックマンジョブ、ドラピタなど、ドライバーに特化した求人サイトです。利用者の大半が現役・経験者のドライバーで占められており、即戦力採用を狙う運送会社にとって効率の高いチャネルです。専門サイトゆえに「大型」「けん引」「危険物」といった条件でのマッチング精度が高く、業界特有の魅力(手当、車両、運行形態)も伝えやすいのが強みです。掲載課金型と成功報酬型があり、採用規模に応じて選べます。

(4) 人材紹介(エージェント)

採用工数をほとんどかけられない場合や、運行管理者・管理職・特殊車両のドライバーなど、母集団が小さく探しにくい人材に有効です。費用は成功報酬型で理論年収の30%前後と高単価ですが、採用できなければ費用は発生しないため、「採れるまでコストゼロ」という安心感があります。

(5) リファラル採用(社員紹介)

既存ドライバーに知人・元同僚を紹介してもらう手法です。仕事内容や社風を理解した人からの紹介のため、ミスマッチが少なく定着率が高いのが最大のメリット。紹介手当のみで済むためコストも低く抑えられます。成功のカギは制度を作って終わりにせず、給与明細へのチラシ同封や休憩室へのポスター掲示など、社員が思い出す仕掛けを継続することです。

(6) 自社採用サイト・オウンドメディア・SNS

自社の採用専用ページやSNS(YouTube、Instagram、TikTokなど)で、現場のリアルや先輩の声を発信する手法です。制作・運用に手間はかかりますが、媒体に払う費用を抑えながら応募を生み出せる「資産」になります。トラックの車内や一日の流れを見せると、未経験者の不安解消に直結します。中長期で採用力を社内に積み上げたい企業向けです。

(7) 折込チラシ・車両広告・店舗看板などアナログ施策

営業エリアが明確な地場企業では、いまも有効な手法です。自社トラックの車体に「ドライバー募集」と連絡先を掲示する車両広告は、低コストで地域内の認知を広げられます。即効性は読みにくいものの、ネット求人と組み合わせることで取りこぼしを拾えます。

(8) 新卒・若年層/多様な人材の採用

普通免許で乗れる小型・中型からキャリアを始められる設計にし、高校・専門学校との連携や、準中型・中型免許の取得支援制度を整えると、若年層の獲得につながります。また、女性ドライバー(トラガール)が働きやすい設備・シフトの整備、定年後のシニア再雇用も、人手不足時代の重要な選択肢です。

(9) 外国人ドライバー(特定技能「自動車運送業」)

2024年に自動車運送業が在留資格「特定技能」の対象に追加され、2025年から本格的に始動しました。トラック・タクシー・バスの3業種が対象で、5年間で24,500人の受け入れが見込まれています。すでに特定技能評価試験の合格者が出始め、外国人ドライバーの採用が現実的な選択肢になりつつあります。日本の運転免許への切り替えや在留手続きなど準備は必要ですが、中長期の人材確保策として検討する価値があります。

4. 手法の選び方早見表

どれか一つに絞るのではなく、複数を組み合わせるのが基本です。まずはハローワークとIndeedで土台を作り、求人原稿を磨き込み、そこから専門サイトやリファラルへと広げていくのが、コストを抑えながら応募を増やす王道です。

手法向いているケース費用感・特徴
ハローワークコストを抑えたい/地場の中高年層無料。定型で差別化しにくく定着率は低め。
求人検索エンジン(Indeed等)応募数を確保しつつ費用調整無料枠+有料運用。原稿と改善が成果を左右。
ドライバー専門求人サイト経験者・即戦力成功報酬/掲載課金。利用者の大半が現役ドライバー。
人材紹介(エージェント)採用工数をかけられない/管理職・特殊車両成功報酬(理論年収30%前後)。高単価だが手間は最小。
リファラル(社員紹介)定着率を最優先紹介手当のみで低コスト。社内協力体制が鍵。
自社サイト・SNS中長期で採用力を内製化手間はかかるが資産になる。
折込・車両広告等アナログ営業エリアが明確な地場企業地域密着で認知拡大。即効性は読みにくい。

※ 費用・特徴は一般的な傾向であり、地域や媒体プランによって異なります。

5. 求人動画という武器 ― 文字では伝わらない仕事を見せる

トラックドライバーの仕事は、外から見ると「きつそう」「拘束時間が長そう」というイメージが先行しがちです。実際の運転のしやすさ、休憩のとり方、職場の雰囲気といった『入ってみないと分からない魅力』は、文字や写真だけではなかなか伝わりません。ここを解決するのが求人動画です。動画は、車両・運行・人柄を同時に、しかも短時間で伝えられるため、未経験者の不安解消と経験者の見極めの両方に効きます。一度作れば求人サイト・自社サイト・SNS・面接前の案内に繰り返し使え、長期的なコストパフォーマンスが高いのも利点です。

求人動画の主な種類と、ドライバー採用での使い分け

1日密着(1日の流れ)動画。出庫点呼から積み込み、運行、休憩、帰庫までを追う構成。未経験者が最も知りたい『実際の一日』を可視化でき、入社後のギャップを防いで定着にもつながります。ドライバー採用では最優先で作りたい王道テーマです。

社員インタビュー・座談会。現役ドライバーが自分の言葉で語ることで、職場の本音と人間関係が伝わります。求職者は『自分に近い先輩』に入社後の自分を重ねます。未経験から入った人、子育て中の女性、シニアなど、狙う層に近い人を登場させると刺さりやすくなります。

縦型ショート動画(SNS向け)。TikTok・Instagramリール・YouTubeショート向けの15〜60秒の短尺。認知拡大と拡散が狙いで、車載カメラの走行映像や『大型トラックの一日』などは相性が良く、若年層へのリーチに有効です。

ブランディング・会社紹介動画。理念や安全への取り組み、福利厚生を伝える動画。複数社を比較している求職者に『ここで働きたい』と思わせる決め手になります。

コツは1本に詰め込みすぎないこと。『1日の流れ編』『先輩インタビュー編』のようにテーマごとに短く分けたほうが、最後まで見られやすくなります。

制作費用の目安

作り込みの度合いで費用は大きく変わります。まずはスマホ+簡易編集で1本試し、反応を見てから外注に広げるのも現実的です。

制作タイプ費用の目安向いている用途
自社撮影(スマホ+簡易編集)ほぼ無料〜数万円SNSショートやテスト用。スピードと量で勝負。
インタビュー中心の外注10〜30万円社員の声を1本きれいにまとめたい場合。
社内風景・運行も撮影30〜80万円1日密着+職場紹介をしっかり見せる。
数日密着・作り込み80〜200万円ブランディング重視・採用サイトの軸に。

※ 縦型ショートを内製すれば10万円前後から始める運用も増えています。

撮って終わりにしない ― 動画は『置き場所』で効果が決まる

良い動画も、見られなければ意味がありません。求人検索エンジンや専門サイトの原稿に埋め込む、自社採用サイトのトップに置く、SNSで定期的に発信する、応募者に面接前の案内として送る ― といった導線づくりまでがワンセットです。特にショート動画はSNSから採用ページへの流入を生み、応募増につながった事例も報告されています。動画は単体の施策ではなく、これまで挙げた各手法の『説得力を底上げする共通装備』として組み込むのが、最も費用対効果の高い使い方です。

撮影で押さえたいポイント

  • 作り込みより『リアル』。きれいすぎる演出よりも、現場の素の空気のほうが信頼される。
  • 台本は要点だけ。インタビューは棒読みにならないよう、質問を投げて自然に話してもらう。
  • ネガティブも正直に。長距離や早朝など大変な面も触れたうえで、その対価や働きやすさを語ると定着につながる。
  • 音と縦横を意識。屋外・車内は風切り音対策を。SNS用は縦型、サイト埋め込み用は横型で用意する。
  • 登場者の同意を取る。顔出し・氏名の公開可否は事前に確認しておく

6. どの手法でも成果を分ける『共通の勝ち筋』

求人原稿は『一日の流れ』と『お金』を具体的に

「アットホームな職場」では何も伝わりません。始業・終業時刻、運行ルート、車種、休憩のとり方、そして月収例・各種手当・賞与を数字で示すことが応募率を大きく左右します。

写真と動画で『働く姿』を見せる

車両、休憩室、先輩ドライバーの表情。視覚情報は文章の何倍も安心感を与え、未経験者の応募ハードルを下げます。

スマホ対応と応募のしやすさ

ドライバーの求職活動はほぼスマホです。応募フォームが長い、電話しか受け付けないといった摩擦は、それだけで応募を取りこぼします。

応募後のスピード対応

ドライバーは複数社に同時応募します。連絡が翌日になれば他社で決まってしまう。応募当日のうちに連絡する体制が歩留まりを決めます。

入社後の教育と定着まで設計する

新人教育マニュアルの整備、添乗指導の仕組み化、最初の数か月のフォロー。ここを整えることで、せっかくの採用が定着につながります。

7. まとめ

2024年問題以降、トラック業界の採用は「待ち」では成り立たなくなりました。重要なのは、自社が狙う人材像を定め、ハローワーク・求人検索エンジン・専門サイト・リファラル・自社発信・外国人材といった手法を、目的に応じて組み合わせることです。さらに、それぞれの説得力を底上げする共通装備として求人動画を活用すれば、文字では伝わらない仕事の魅力を届けられます。そして集めることと同じ熱量で、辞めさせない仕組みを整えること。この両輪が回り始めれば、人手不足の時代でも選ばれる運送会社になれます。

8. 実際に物流業界で働いた経験をもとに、採用の「伝わらない」を、具現化します

私自身動画制作の世界に入る前、10年ほど物流業界でお世話になってきました。最初は砂糖卸の手積み手下ろしの会社、大手製紙会社、古紙運搬のパッカー車に乗っていた経験もあります。この経験とその時の思いがあるからこそできる提案があると感じております。その時の仲間たちの声や現場の苦労。離職率の高さなど。私にしかできない提案があります。是非一度ご相談ください。

ここまで様々な求人手法と、求人動画の活用法を見てきました。しかし、いざ自社で取り組もうとすると、「結局うちにはどの手法が合うのか分からない」「動画を作りたいが、何から手をつければいいのか」「複数の制作会社や媒体に個別に頼んでいて管理が大変」といった壁にぶつかりがちです。その課題を、入口から成果まで一括で引き受けるのが、私たち思創堂の総合プロデュース事業です。

まずは課題整理から

企業診断「何を、誰に、どう伝えれば応募が増えるのか」を一緒に整理し、現状分析・改善提案・実行ロードマップとしてまとめます。提案だけのご利用も可能です。いきなり大きな制作に踏み出す前に、進むべき方向を明確にできます。

最適な手段をワンストップで

動画・Web・写真・SNS・デザイン・広告・AI・システムなど、必要な専門家を課題に応じて組み合わせ、品質と進行をまとめて管理します。私たちは単なる制作会社ではなく、採用・広報・マーケティング全体を統括するプロデューサーとして伴走します。

バラバラな依頼先を、ひとつの窓口に

複数の制作会社・広告会社・Web会社へ個別に発注している状態を整理し、業者選定・品質管理・進行管理・コスト管理まで代行。窓口を一本化することで、担当者の負担を大きく減らします。

ドライバー不足が深刻化するいま、採用は「手法選び」だけでなく、自社の魅力をどう設計し、どう届けるかという全体設計が問われています。「うちの伝わらない」を、課題整理から制作・運用まで。採用にお悩みの運送会社の皆さま、ぜひ私たち思創堂にお任せください。

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