思創堂スタッフブログ「ワンログ」
【2022年版】ホームページ制作の費用相場はいくら? 制作の流れ&依頼する際のポイントもご紹介!
2021.09.09
- WEB・グラフィック
コロナ禍で仕事や買い物などあらゆる場面において、非対面や非接触が推奨されるようになり、オンラインに対するハードルは、以前にも増して低くなりました。 その影響を受けて、これまで自社サイトや、オンラインショップを持っていなかった企業も、こぞってホームページ制作や、オンラインショップの開設に乗り出しています。 しかし、ホームページ制作の費用は、依頼する制作会社によって開きがある場合が多く「これって適正価格なの?」「ぼったくられているのではないか…」と不安になる方も多いことでしょう。
そこで本記事では、ホームページ制作の費用相場や内訳について、詳しく解説!また、ホームページ制作の流れや、依頼先を選ぶ際のポイントなどもあわせて紹介します。 これからホームページ制作の依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ホームページ制作費用の内訳を解説
まずは、ホームページ制作の費用がどのようにして決まるのか、その内訳について説明します。 ホームページ制作は、主に ・企画/設計費(プランニング及びディレクション) ・デザイン制作費 ・システム開発/コーディング費 3つの費用を足して算出します。以下に、3工程の作業内容をまとめました。
【企画・設計(プランニング及びディレクション)】
・打ち合わせ ・プランニング ・スケジュール管理 ・競業調査 ・データ分析 ・要件定義 ・UI/UX※1検討 ・マイルストーンの設定・管理 ・ワイヤーフレーム※2制作 ・カンプ(完成見本)制作 ・ディレクトリマップ※3作成 ・仕様検討 ※1 UI(ユーザーインターフェース)とは、サイトの外観や操作性など、Webサイトを利用する際にユーザーが目にするもの全て(製品またはサービスと、ユーザーの接点全般を指す)。 一方、UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、製品またはサービスを通してユーザーが得られる体験のこと。 ※2 ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウト(設計図)のこと。 ※3 ディレクトリマップとは、Webサイト内のURLをタイトルや記事内容ごとにまとめたもの。
【デザイン制作】
・ベースデザイン※1制作 ・下層デザイン※2制作 ・バナーデザイン ・画像制作及び挿入(提供素材がない場合は撮影もする) ・ロゴデザイン制作(ロゴ制作を依頼された場合のみ) ・デザイン素材制作(提供素材がない場合のみ) ・コピーライトまたはテキストの入力 ・レスポンシブwebデザイン※3制作 ・クオリティコントロール※4 ※1 ベースデザインとは、トップページまたはWebサイトの中心となるページのこと。 ※2 下層デザインとは、下層ページ(トップページ以外の各コンテンツページ)のデザインのこと。 ※3 レスポンシブwebデザインとは、パソコン・スマホ・タブレットなど、デバイスごとに見やすいデザインへ調整すること。 ※4クオリティコントロールとは、数値データや視覚的情報を基に行われる品質管理手法のこと。
【システム開発・コーディング】
・インフラ構築 ・トップページコーディング※1(HTML) ・下層ページコーディング(HTML) ・フォームの開発及び設置 ・JavaScriptの実装 ・SEO施策 ・システム設計及び設置 ・アクセス解析の設置 ・SNS連携 ・ブラウザ検証 ・機能テスト※2 ・結合テスト※3 ※1 コーディングとは、デザインデータをプログラミング言語(コード)に置き換えて入力していく作業のこと。これにより、Web上でデザインデータが表示されるようになる。 コーディングには、主にHTML・CSS・JavaScriptなどが使われる。 ※2 機能テストとは、ソフトウェアの外部動作を確かめるために行われるテストのこと。 ※3 結合テストとは、モジュールを組み合わせて行う動作確認テストのこと。
上記であげた3工程の他に、ドメイン取得費用やサーバー利用料、システム保守や運用も依頼する場合は、サーバー管理費、ホームページ更新費、プログラミングメンテナンス費などのランニングコストがかかります。
ホームページ制作の費用相場
次は、制作会社にホームページ制作を依頼した場合の費用相場を紹介します。 ホームページ制作の費用相場は、おおよそ20〜100万円以上で、中間金額は40万円程度と言われています。 ただし、厳密な費用相場は、5〜500万円で、案件ごとにかなりの開きがあります。 なぜこれだけ金額に差があるのかと言うと、ホームページのボリューム(ページ数)や、使用するツール、追加する機能、人件費などが案件ごとに違うためです。 ページ数や追加する機能が増えれば、それだけクリエイターの作業時間が増えます。 また、写真素材の撮影やイラストの制作、ライターによる執筆作業など、依頼する工程が多ければ多いほど、人件費や技術料がかかるため、案件ごとに費用の差が大きくなるのです。 以下に、ホームページ制作の費用相場をまとめました。
【ボリューム(ページ数)別の費用相場】
5ページ程度(簡易的サイト):〜30万円 10ページ程度(小規模):40〜130万円 30ページ程度(中規模):80〜170万円 80ページ程度(大規模):150〜500万円
【クオリティー別の費用相場】
テンプレートを使用した簡易的なサイト:5〜20万円 オリジナルデザインで構成されたサイト:20〜100万円 運用や集客支援などを含む本格的なサイト:100〜300万円
【Word Pressで制作した場合の費用相場】
テンプレートを使用した簡易的なサイト:3〜30万円 オリジナルデザインで構成されたサイト:30〜80万円 リッチコンテンツ込みの本格的なサイト:80万円〜
上記で見ても、やはり費用相場には、案件ごとにかなりの開きがあることが分かります。 前述したように、案件ごとに必要な工数や人件費が異なるため、一概に「いくらで作れます」と言えないのが現状なのです。 正確な費用を知るためには、制作会社に見積もりを取るほかないでしょう。
個人(フリーランス)に依頼した場合の費用相場
ホームページを作りたいけれど、そこまで予算が出せないという場合は、個人のクリエイターに依頼する方法もあります。 個人に制作を依頼するには、クリエイターのサイトから直接連絡を取る、または「ココナラ」「クラウドワークス」「ランサーズ」などのマッチングサイトで条件に合うクリエイターを探す方法が一般的です。
個人に制作を依頼した場合の費用相場は、おおよそ5〜20万円程度で、中間金額は15万円程度と言われています。 簡易的なサイトや5ページ未満のホームページ制作などは、5万円前後、人によっては5千円ほどで引き受けてくれることもあるようです。
個人の場合、人件費や固定費がかからないことで費用が格段に安くなり、また直接クリエイターとやり取りが出来るため、伝達もスムーズに行えるなど、メリットがたくさんあります。 ただし、全工程を一人で行うため、他の仕事が入っていると納品までに時間がかかったり、体調不良などで納期に間に合わなくなったりする可能性があるので要注意。 なかには急に連絡が取れなくなる人もいるため、相手の住所や電話番号など、所在はしっかりと確認しておく必要があるでしょう。
ホームページ制作の流れ
ここからは、ホームページ制作の流れを見ていきましょう。 ホームページ制作のおおまかな流れは、以下の通りです(制作会社によっては、流れの順番が前後する場合もあります)。
1.企画・設計(プランニング及びディレクション)
企画・設計では、制作会社とクライアントが話し合い、ホームページ制作の企画意図(目的)を明確にします。 また、競合調査やデータ分析を行い、UIやUX、仕様などを検討。納期までのスケジュールを立て、必要な場合はマイルストーンも設定します。 ワイヤーフレーム・カンプ制作後、何事もなければ制作に入ります。
2.制作(Webデザイン及び実装)
制作では、企画・設計の段階で作ったワイヤーフレーム、カンプを基にホームページのデザイン及びレスポンシブwebデザインを制作します。 また、写真・イラスト・文章など、必要な素材の制作も行います。
3.システム開発・コーディング
システム開発・コーディングでは、制作したデザインデータをコーディングし、デザインがWeb上で表示されるようにします。 また、JavaScriptやアクセス解析など、必要な機能を設置及び実装。その他、SEO施策なども行います。
4.テスト
コーディングが完了したら、機能テストや連結テストを行い、ホームページが正しく表示されるか確認します。
5.公開・運用
テストで問題が認められなければホームページを公開します。 また、必要があればサーバー管理やホームページの更新、プログラミングメンテナンスなど、継続的に運用を支援します。
制作会社を3つの選ぶポイント
制作会社を選ぶ際は、以下3つのポイントに注目してみましょう。
・対応スキル&技術力があるか
SEO施策を得意とする会社や、ヴィジュアル表現を強みとする会社など、制作会社にも得意不得意があります。 また、対応スキルもそれぞれに異なるため、闇雲に依頼するのはNGです。 自社が制作したいホームページに合った制作会社を選ぶようにしましょう。
・コミュニケーションが取りやすいか
コミュニケーションが取りやすいかどうかも重要なポイントです。話が通じていないと「イメージと全然違うものが出来てしまった」などということになりかねません。 きちんと話し合いが出来きる柔軟性のある会社を選ぶと安心です。
・明朗会計であるか
見積もりの段階で不明な費用がないかどうかも確認しておきましょう。 何にいくらかかるのか、分からないことがあれば都度質問し、面倒臭そうな対応をされたら依頼しないのが無難です。
この他にも、制作実績や知識力、制作スピード、正確性(バグやミスが頻発していないか)など、 チェックしておきたい項目はいくつもありますが、上記であげた3点は必ず確認しておいてください。 その上で、見積もり金額が高いのか安いのか(金額に見合っているか)を判断するといいでしょう。 自分では判断できないという場合には、Webコンサルティングを専門に行う会社に頼るのも一つの手です。
まとめ
ホームページ制作費用は
・企画/設計費(プランニング及びディレクション) ・デザイン制作費 ・システム開発/コーディング費
上記、3項目から成り立っており、人件費×作業時間から費用を算出しています。
ホームページ制作の費用相場は、おおよそ20〜100万円以上で、中間金額は40万円程度。 ページ数や追加する機能、写真素材の撮影やイラスト制作、コピーライトなど、依頼する工程が多ければ多いほど、人件費や技術料がかかるため、費用が高くなります。 費用を抑えたい場合は、個人に依頼するのもありですが、スキルやスケジュール、所在の確認はしっかりしておきましょう。
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