創堂スタッフブログ「ワンログ」

【映像制作】依頼するなら制作会社とフリーランスどっちがいい?それぞれのメリット・デメリットを解説

2022.03.08

  • 映像制作・動画編集

静止画や文字よりも多くの情報を伝えられる動画。近頃は、企業紹介やCMだけに留まらず、広告やプロモーションなどさまざまなシーンで活用されるようになりました。

この記事では、映像(動画)作品を作りたいけれど「どこに頼めばいいのか分からない」という初心者の方へ向けて
制作会社とフリーランスの違いやそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

目次

制作会社とフリーランスの違いとは

まず、映像制作を依頼する前に制作会社とフリーランスの違いについて、簡単に説明しておきましょう。

制作会社とは

制作会社とは、デザイン・映像・テレビ番組・美術作品などクリエイティブの制作または供給に特化した会社を指します。
主な業種は、以下の通りです。

・映像制作会社
映像作品を制作する会社。(動画制作会社と同義)

・広告制作会社
平面媒体の他、テレビやラジオなどさまざまな広告(CM)を制作する会社。

・デザイン制作会社
グラフィックデザインを主に制作する会社。(デザイン事務所と同義)

・番組制作会社
テレビで放送するための映像を制作する会社。(テレビ制作会社と同義)

・web制作会社
ホームページデザインやアプリの開発、サイトの構築、運営などをする会社。

フリーランスとは

フリーランスとは、企業や団体に所属せず個人で仕事を請け負う人のことです。
企業と業務委託契約を結び、成果に見合った報酬を得ます。

映像制作会社ってどんなところ?

映像制作会社は、映像作品を創り上げるためのプロ集団です。
会社によって規模はさまざまですが、カメラマン・ライトマン(照明)・音響・編集・シナリオライター(脚本家)・プロデューサー・ディレクター・CGデザイナー・グラフィックデザイナーなど映像制作に特化したクリエイターが集結しています。

経理や事務などの一般業務をするスタッフが在籍している会社も多く、窓口業務などは、一般企業と変わらない場合がほとんどです。そのため、撮影クルーやクリエイターが出払っている際も問い合わせや修正依頼などの連絡を取ることが出来ます。

フリーランスの映像クリエイターとは

フリーランスに映像制作を依頼する際は、映像(動画)クリエイターと呼ばれる人に頼むのが一般的です。
そして、映像クリエイターの仕事は映像制作会社同様、映像作品を創り上げることです。

ただし、通常複数人で担当する仕事を一人で行っているため、撮影規模や一度に抱えられる案件に限りがあります。
また、依頼する映像クリエイターによってはCGなどの特殊加工や、アニメーション制作が出来ないなど、映像制作に必要な技術を網羅していない場合もあります。

映像クリエイターには、テレビ業界で経験を積んだ実績豊富なクリエイターやディレクターもいますが、
映像系の専門学校に在籍中の学生や映像編集を趣味としている一般人まで幅広く存在します。
ちなみに今人気のYou tuberなども映像クリエイターに含まれます。

よって制作スキルやレベル、クオリティは千差万別です。
企業で活用するような質の高い映像作品を創りたいのであれば、人選がかなり重要になってくるでしょう。

制作会社&フリーランスに依頼するメリット・デメリット

ここからは、映像制作を制作会社とフリーランスに依頼した場合のそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
これから映像制作を検討している方は、本項目をぜひ参考にしてください。

●制作会社のメリット

・映像の質が圧倒的に高い
映像制作会社には、最新の撮影機器が揃っているため映像や音のクオリティが保証されています。
最新の撮影機器を揃えるには、それなりのコストがかかるので個人やフリーランスにはない魅力と言えるでしょう。

・構成力&企画力がある
映像制作会社は、映像制作のためのノウハウやナレッジが豊富です。
プロが構成や企画を一から考えてくれるので丸投げもOK!映像制作が初めての方でも安心して任せられます◎

・表現手法が多彩
経験豊富な制作会社ならではのメリットとして、表現方法が多彩という点が挙げられます。

通常の動画撮影だけでなく、ドローンによる空撮やVR・インタラクティブ・アニメーション動画など、案件ごとに最適な表現手法を提案してくれます。

・幅広い人脈でキャスティングもOK
映像制作会社には、幅広い人脈があります。
ナレーションやモデル、エキストラのキャスティングからロケ地の手配まで、全て任せられます。

・複数のクリエイターが在籍しているので安心◎
像制作会社では、常に複数のクリエイターが稼働しています。
万が一、担当クリエイターが稼働出来なくなった場合でも他のスタッフがカバーすることで、安定的に映像作品を供給することが可能です。

●制作会社のデメリット

・直接クリエイターとやり取り出来ないことがある
一般的に依頼主がやり取りするのはディレクターや担当者のため、細かな部分の調整やイメージのすり合わせに苦労するかもしれません。ちなみにこれは制作会社全般に言えることです。

そのため、直接クリエイターとやり取りしたい方は、その旨を一度担当者に伝えてみるといいでしょう。

・フリーランスと比べて制作費が高くなりやすい
制作費用には、会社としての利益や家賃、人件費などの諸経費が上乗せされるため
個人やフリーランスに依頼する場合と比べて、制作費が高くなりやすいでしょう。

・スケジュール調整が難しい場合がある
制作会社では、複数のクリエイターが連携して仕事を進めています。
そのため、一度決めた納期を変更することが難しいなど、スケジュール調整の部分で柔軟性に欠ける場合があります。

●フリーランスのメリット

・低コストでの制作が可能
フリーランスに制作を依頼する一番大きなメリットは、制作費用が安く抑えられるという点です。
フリーランスの場合、人件費が一人分で済むためそれだけでも費用をかなり抑えられます。

また、自宅で仕事をしている人であれば、家賃なども上乗せされないので制作費以外の諸経費がかかりません。

・クリエイターと直接やり取り出来る
フリーランスでは、全てのやり取りを直接クリエイターと行います。
そのため、詳細なイメージを伝えやすくコミュニケーションがスムーズに取れるのが魅力です。

・スケジュール調整が柔軟
フリーランスの場合、クリエイター本人の予定に余裕があれば、スケジュール調整に応じてもらえる可能性があります。 ただし、人気クリエイターは多忙であることが多いためスケジュールの変更が難しい場合もあるので注意しましょう。

●フリーランスのデメリット

・クオリティの担保が難しい
先述した通り、フリーランスには経験豊富なプロから専門学生や趣味レベルの一般人まで幅広く存在しています。
そのためクオリティが一律ではなく、当たり外れがあります。
企業の案件や、マーケティングを旨とする映像作品を創りたい場合は、制作会社に依頼するのが無難でしょう。

一方、サークル活動や趣味のイベントなどの記録をお金をかけずに映像作品として残したい場合は、フリーランスに頼むのがおすすめです。

・撮影機器が少ないor最新でないことがある
個人やフリーランスが所有している撮影機器は最小限である場合が多く、また最新でないこともあります。
その結果、映像や音のクオリティが制作会社よりも劣る可能性があります。

・コミュニケーションスキルが低いクリエイターもいる
フリーランスは、クリエイティブから窓口業務まで基本的にクリエイター本人が一人で行います。 そのため、コミュニケーションスキルが低いクリエイターにあたってしまうと、意思疎通が上手く取れないこともあります。

また、アーティストとしての意識が強いクリエイターの場合、依頼主の希望通りに制作をしてくれない可能性もあるでしょう。

・クリエイターによっては制作費用が高くなる場合もある
制作費用が安く抑えられるのがメリットのフリーランスですが、クリエイターによっては、制作会社と同等またはそれよりも高くなる場合があります。クリエイターの実績や経験、人気によっては料金が大きく変動するので、その点は留意しておいてください。

・体調不良などによって仕事が出来なくなる可能性がある
繰り返しになりますが、フリーランスは全ての業務をクリエイター本人が一人で行っています。 そのため、体調不良や身内の不幸などによってクリエイターが稼働出来なくなった場合納期が遅れたり、仕事自体をキャンセルされたりする可能性があります。

・信頼面で制作会社に劣る
クオリティが担保されていなかったり、急に仕事が出来なくなったりする可能性があることから、信頼面で制作会社に劣るのは、致し方ないことと言えるでしょう。

フリーランスとのトラブルで多いのは「クリエイターと急に連絡がつかなくなった」「納期前日になって出来ないと言われた」などです。また、なかには制作実績を盛ってしまうクリエイターも存在します。(少し関わった程度で、全てを自分の制作実績にしてしまうなど)

フリーランスに仕事を依頼する際は、契約書をきちんと交わし、進行状況を適宜確認するなど、コミュニケーションを密に取りましょう。メールだけのやり取りではなく、オンライン会議や電話など、相手の人となりが知れる方法でコミュニケーションを取るのも大切ですよ。

フリーランスとのトラブルで起こりがちなこと

フリーランスとのトラブルで多いことは前述した通りですが
ここからは、筆者が実際に体験したフリーランスとのトラブルを少しばかり紹介したいと思います。

経歴&実績詐称

筆者が以前、子ども服のデザインをフリーランスの方に依頼したときのこと。
その方は、子ども服のデザインを10年手掛けてきたベテランデザイナーとのことで、実績も申し分ない内容でした。

しかし、上がってきたデザインを見ると発注と異なるものであったのに加え、盗用である可能性が疑われました。

後に判明したのが、その方は子ども服のデザイン経験がなく、子ども服のチラシのデザインをしていた方だということでした。(チラシのデザインも文字の打ち替え程度)つまり、経歴と実績を詐称していたのです。
その後、インハウスのデザイナーが徹夜で作業してことなきを得ましたが、とてもハラハラしたのを覚えています。

実績の裏付けは、なかなか難しい部分があるので、初めて仕事を依頼する場合は、時間に余裕を持って依頼するのが大事だと痛感させられた出来事でした。

修正依頼後に音信不通になる

30秒程度のプロモーション映像を制作する際に、クラウドソーシングサービスを利用してフリーランスのクリエイターに依頼したことがありました。

打ち合わせから制作に入るまで滞りなく進んでいたのですが、上がってきた映像を確認すると指示通りに出来ていませんでした。

そこで修正依頼を送るも何日も返信がなく、教えてもらっていた電話番号に電話すると「お客様がおかけになった電話番号は…」とのガイダンスが。その後、その方と連絡が繋がることはありませんでした。

【結論】映像制作を依頼するなら制作会社が安心◎

制作会社とフリーランスのメリット・デメリットを考慮した結論、映像制作を依頼するなら断然制作会社をおすすめします!
なぜならメリットに対するデメリットが少なく、また工夫次第ではデメリットの克服が可能だからです。

企業の映像作品をつくる場合は、マーケティング調査や映像公開後のアフターフォロー体制まで整った信頼のおける会社を選択するのがベスト◎

制作実績をチェックし、制作会社のカラーと自社の方向性がマッチするかどうかを見極めましょう。
費用面がネックになっている場合は、依頼主に合わせたプランを提供してくれる制作会社を選ぶと安心です。

制作実績とクオリティで選ぶなら思創堂がおすすめ!

映像制作会社「思創堂」は、映像制作のためのプロ集団です。
ディレクター・プロデューサー・カメラマン。webデザイナー・グラフィックデザイナー・コピーライターなど、
インハウスやアウトソーシングを含め、数多くのクリエイターを抱えています。

自社完結型のワンストップ体制なので無駄がなく、統一性のあるハイクオリティな映像作品を提供することが可能です。
コストや納期のご相談にも柔軟に対応しています。

映像制作のことがよく分からない方は、丸投げもOK◎
経験豊富なスタッフがユーザー属性やターゲットの選定を行い、企画・構成をご提案します。
制作後は、映像の配信や広告の運営までトータルにサポートします。

大阪を拠点とする会社ですが、東京都内にサテライトオフィスを構え現在活動拠点を拡大中です。
また、オンラインツールを活用し、遠方のお客さまでもご利用いただけるように努めています。
出張撮影は全国に対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。

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